Monday, September 24

マスターのレコード波瀾万丈日記 vol.4



todd


(注)女性は気分を害することがあるやもしれません。あしからず。

記念すべき一枚目のレコードをどれにするか相当に迷ったわけでありますが、
心のベストテン第一位のアルバムを紹介するのが自然の流れ、
世の常であります。

TODD RUNDGLEN/RUNT

このアルバムの中に入っております涙の大名曲
「WE GOT TO GET YOU A WOMAN」
この曲、世界で一番、私が聞いていると自負している曲であります。

この曲、18歳の時に働いていたレコード屋で知った曲なのですが、
大変に気に入りまして、
その時に開店11時から閉店20時までエンドレスで流し続けたほどなのですが、
それにも飽き足らず休日には昇る太陽、沈む太陽を眺めながら、
涙を流しかけ続けたものでございます。

店内の客は狂気にも似た感覚を覚えたでしょうし、
同居していた漫画家志望の友人におきましては
対処法として爆音でヘッドフォンを装着しておりました。
不意に同居人の部屋に足を踏み入れることもあったのですが、
彼は爆音でヘッドフォンを装着しているため
私が部屋に近づいているのに気付くことが困難でありました。
そのため、彼が部屋で破廉恥な映像を見て、
思い思いな行為をしている場面に直面することもあったわけであります。
無防備であります。
そんな衝撃的場面を目撃するも、
私の飽くなき探求心が何度も彼の部屋に向かい、
その都度、彼は私の欲望を満たすべく、
惜しみないパフォーマンスで期待に応えてくれたのです。

クリネックスティッシュを傍らに。

私にとって彼はいつもベストでありました。
親しき仲にも礼儀あり。
それを犯したのは私なのか?彼なのか?
この曲を聞くたびに思い出す、彼の生まれたての姿。

その姿はある部分では勇ましく、
一方、彼の情けない一面も垣間見ることが出来ました。

そんな彼ともいつからか連絡は途絶え、
今ではこの曲を聞かずしては思い出すこともなくなりました。

彼は一体、どこで何をしているのか?
今でもヘッドフォンを装着し、物思いにふけるのだろうか?
そのときには私のことを思い出してくれているのか?

私にとって、どんなレコードよりも最重要WANTであります。

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